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木造アパートの大規模修繕はどうする?RC造マンションとは違うメンテナンスのツボ

「マンションと同じで12年周期でいいんでしょ?」
「木造だから、そんなにお金はかからないはず」
「外壁さえ塗っておけば大丈夫?」

アパート経営において、木造物件のメンテナンスを「鉄筋コンクリート(RC)造のマンション」と同じ感覚で考えていると、取り返しのつかない失敗を招くことがあります。

コラム:木造

構造が違えば、弱点も違います。
特に木造アパートは、RC造に比べて「水」に圧倒的に弱く、劣化のスピードも早いのが特徴です。
少しの雨漏りが、柱や梁(はり)の「腐食」に直結し、最悪の場合は建物の倒壊リスクや、シロアリ被害を引き起こします。

この記事では、木造アパートオーナー様が絶対に押さえておくべき、RC造とは違う「木造特有」のメンテナンスポイントと、コストを抑えつつ建物を長持ちさせるための修繕戦略について解説します。

この記事で分かること

✅ 「10年」が限界?木造アパートの修繕サイクル
✅ 事故多発!「鉄骨階段・廊下」の危険信号
✅ 木造の天敵「シロアリ」と「雨漏り」の関係
✅ 外壁材(サイディング・モルタル)別の注意点

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最大の違いは「水」への耐性。木造は「早期発見」が命

RC(鉄筋コンクリート)造は、コンクリート自体にある程度の厚みと耐久性があるため、多少のひび割れがあっても即座に構造に影響することは少ないです。
しかし、木造アパートは違います。

木造は「一度濡れると腐る」

コラム:シロアリ

木造アパートの壁の内側には、防水シートが貼られていますが、外壁のシーリング切れやひび割れから水が浸入し続けると、
内部の木材(柱や土台)が湿気を含み、「腐朽菌(ふきゅうきん)」が繁殖して腐り始めます。

木材が腐ると強度が失われ、地震の際に倒壊するリスクが高まります。
また、湿った木材は「シロアリ」の大好物です。
雨漏りを放置することは、建物をシロアリのエサにしているようなものです。

修繕周期は「10年」を目安に

一般的なマンション(RC造)の大規模修繕は「12年~15年周期」と言われますが、
木造アパートの場合、外壁材(サイディング)の目地や塗装の劣化が早いため、「10年」を目安に点検・修繕を行うのが理想です。
「まだ大丈夫」と15年放置すると、内部の腐食が進み、塗装では済まず「張り替え(数百万円コース)」になるリスクがあります。

【危険度MAX】木造アパート特有の弱点「鉄骨階段・廊下」

木造アパートで最も事故が多く、オーナー様が見落としがちなのが「外階段」と「共用廊下」です。
本体は木造でも、階段や廊下は「鉄骨製」であることが多いためです。

「サビ」を放置すると崩落する

コラム:階段 サビ

2021年、東京都八王子市のアパートで、施工からわずか10年足らずの木造アパートの外階段が崩落し、住民が転落死する事故が起きました。
原因は、階段を支える鉄部の腐食(サビ)でした。

鉄部は、一度サビ始めると加速度的に腐食が進みます。
特に、階段の裏側や、コンクリートと鉄の接合部などは、水が溜まりやすく腐食しやすい箇所です。
「塗装(サビ止め)」の効力は5年程度で切れるため、建物本体の修繕(10年)を待たずに、
こまめな「鉄部塗装」が必要です。

CHECK!

  • 階段の踏み板の裏側がサビていませんか?
  • 手すりの根元がグラグラしていませんか?
  • 階段を歩くと「ギシギシ」と異音がしませんか?

これらは危険信号です。塗装で済むうちにメンテナンスをしましょう。

「ウチの階段は大丈夫?」
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外壁材別:サイディングとモルタル、それぞれの注意点

木造アパートの外壁は、主に「サイディング(ボード)」か「モルタル(塗り壁)」のどちらかです。
それぞれの特徴に合わせたメンテナンスが必要です。

サイディングの場合:「シーリング」が命

コラム:シーリング

パネル状の外壁材を貼り合わせるサイディング外壁。
最も注意すべきは、パネルの継ぎ目を埋める「シーリング(コーキング)」です。
シーリングは紫外線で硬化し、7年~10年でひび割れや剥離を起こします。
ここから雨水が入ると、ボード自体が水を吸って反り返ったり、内部の木材を腐らせたりします。
塗装よりも「シーリングの打ち替え」を優先すべきケースも多々あります。

モルタルの場合:「ひび割れ(クラック)」に注意

コラム:ひび割れ

職人が手作業で塗ったモルタル外壁。
乾燥や地震の揺れによって「ひび割れ(クラック)」が発生しやすいのが特徴です。
幅0.3mm以下のヘアクラックなら緊急性は低いですが、それ以上のひび割れは雨水の侵入経路になります。
弾力性のある塗料でひび割れを埋めるなどの対策が必要です。

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忘れがちな「屋根」と「シロアリ」対策

外壁ばかりに目が行きがちですが、木造アパートにとって「屋根」と「床下」も生命線です。

屋根・雨樋のメンテナンス

スレート屋根(コロニアル)の場合、10年~15年で塗装が必要です。
また、落ち葉などで「雨樋」が詰まると、溢れた水が外壁を伝い、雨漏りの原因になります。
足場を組む大規模修繕のタイミングで、屋根の塗装と雨樋の清掃・交換をセットで行うのが鉄則です。

シロアリ防除工事(5年ごと)

木造アパートの天敵、シロアリ。新築時の防蟻処理の効果は、一般的に「5年」で切れます。
外壁塗装のタイミング(10年)では遅い場合があります。
床下の点検と防蟻処理は、外壁とは別のサイクル(5年ごと)で計画しておく必要があります。

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まとめ:木造アパートは「こまめな手入れ」がコスパ最強

RC造マンションが「12年に一度、ドカンと直す」のに対し、
木造アパートは「鉄部は5年、外壁は10年」と、こまめに手を入れることが、結果的に建物を長持ちさせ、トータルコストを抑える秘訣です。

「腐ってから直す」のと「腐る前に守る」のでは、かかる費用が桁違いです。
特に、オーナー様自身が気づきにくい「鉄骨階段のサビ」や「シーリングの切れ」は、プロによる定期的な診断が不可欠です。

私たち株式会社ミヤケンは、木造アパートの修繕実績も豊富です。
「まずは今の状態を知りたい」「あと何年持つか診断してほしい」
そんなオーナー様のために、無料の建物診断を行っております。お気軽にご相談ください。

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