お住まいの賃貸住宅は
築何年ですか?

建物も年月を重ねるごとに、それに応じたメンテナンスが必要になります。
例えば、RC造の建物では、一般的に築12年頃に外壁の補修や塗装工事が必要とされています。2000年代前半に建てられた建物の場合、現在はちょうどその時期に差し掛かっています。
適切なメンテナンスを怠ると、住めない状態に陥る可能性もあります。メンテナンスには一定の費用がかかりますが、安定した賃貸経営を続けるためには、大規模修繕に備えた長期的な計画を立てることが重要です。
ぜひこの内容を参考にし、適切なメンテナンス計画を実行していきましょう!
民間賃貸住宅(共同住宅)の建築期間
出典:総務省「平成25年住宅・土地統計調査」
まずは不具合の時期を把握しましょう
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1
屋根
-
塗装・補修
11〜15年目
防水・葺替21〜25年目
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2
外壁
-
塗装
11〜18年目
タイル張り補修12〜18年目
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3
給排水管
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高圧洗浄
5年目
取替30年目
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4
階段・廊下
-
鉄部塗装
4〜10年目
塗装・防水11〜18年目
-
5
給湯器・エアコン
-
交換
11〜15年目
築年数の経過による
影響について
EFFECT
建物は築年数が経つにつれ、外観の劣化などが目立ち始め、周辺の新築物件と比較して競争力が低下してしまうことがあります。
この状況を放置すると、家賃収入に影響を及ぼす可能性が高まります。やがて大規模な修繕が必要になった際に、十分な費用を確保できない事態に陥ることも考えられます。
その結果、建物の老朽化がさらに進み、競争力はますます低下し、最悪の場合、人が住めない状態になることも否めません。このような「負のスパイラル」を防ぐためには、早めの対策と計画的なメンテナンスが必要です。
負のスパイラルイメージ
出典:国土交通省「民間賃貸住宅の計画修繕ガイドブック」
準備の第一歩
THE FIRST STEP
「点検チェックシート」・
「長期修繕計画」を作成
出典:国土交通省「民間賃貸住宅の計画修繕ガイドブック」
点検シート例
建物の各部位(屋根、外壁、階段・廊下、給排水管、外構など)について、それぞれ適切なタイミングで点検や修繕を行い、必要な費用を把握することが重要です。賃貸住宅の建設時に、建設会社がこれらの情報を提案してくれる場合もありますが、不明な点があれば施工業者などに確認するのも良い方法です。これらは専門的な知識を要するため、専門家の意見を取り入れることをお勧めします。
また、室内の設備(給湯器、浴室、キッチンなど)についても、メーカーに確認し、交換周期や費用の目安を把握しておくことが大切です。
交換時には、ライフスタイルの変化や入居者のニーズを考慮し、グレードアップを検討するのも効果的です。
おおよその相場チェック
出典:国土交通省「民間賃貸住宅の計画修繕ガイドブック」
これらを踏まえて
上手に資金計画を
立てましょう!
修繕資金の確保方法

引用:国土交通省「民間賃貸住宅の計画修繕ガイドブック」
これから計画される方は
長期修繕計画を基に
このように積み立てて
いきましょう!
引用:国土交通省「民間賃貸住宅の計画修繕ガイドブック」
建物の点検や修繕計画だけでなく、資金の準備も重要です。修繕が行えない理由として多く挙げられるのが「資金的余裕の不足」です。
長期修繕計画を立てれば、高額な修繕が必要な時期が予測でき、計画的に積み立てが可能です。
また、定期点検で修繕時期や費用が具体化した際は、積立額を調整すると良いでしょう。 こうした準備により、適切なメンテナンスを実現し、安定した賃貸経営が可能になります。

と一緒に計画修繕の好循環を
創っていきましょう!
引用:国土交通省「民間賃貸住宅の計画修繕ガイドブック」

計画修繕で
安定した賃貸経営を
実現!!
住宅性能を維持することは、高い入居率や家賃水準の確保につながり、次の修繕資金も確保できる好循環を生み出します。この循環を保つことで「負のスパイラル」を防ぎ、安定した賃貸経営が可能になります。入居者が安心して満足できる住まいを提供し続けるためにも、計画的な修繕を実施しましょう。
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